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David Lee - THE LEE TEAM

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カテゴリー:不動産
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家を売る際にステージングにお金をかける価値はありますか?

🇶: 家を売る際にステージングにお金をかける価値はありますか?

🙋良い質問ですね。一般的に住宅販売では、家のプレゼンテーションからの感情移入が購入者の意思決定に大きな役割を果たしていますので、ホームステージングは無視することができません。ホームステージングの適切なタイミング、費用、そして実際にどれくらいの利益をもたらすのか、簡単に説明します。

 

💰 ロサンゼルスにおけるステージングの一般的な費用

  • 部分的なステージング(メインルーム、キッチン、バスルームのみ):約2,000~4,000ドル
  • フルステージング(家全体):通常5,000~10,000ドル以上

高級住宅や大型の住宅では15,000~30,000ドルに達することもあります

また一部のステージング業者は、物件が長期間売りに出されている場合、ステージング費用の他月額賃料(通常月額500~1,000ドル)を請求することもあります。

 

📈 売却価格や売却スピードの向上効果

全米不動産協会(NAR)によると、購入者のエージェントの82%が、ステージングは​​購入者が物件を将来の住まいとしてイメージするのに役立つと回答しています。実際にステージングされた住宅は平均で3倍の速さで売却で着るという統計があります。また、ステージングされた住宅は、ステージングされていない同等の住宅よりも5~10%高く売れる傾向があります。

時にロサンゼルス、サンディエゴなど南カリフォルニアでは、購入者はライフスタイルや感情に基づいて購入することが多く、よってステージングが適切に施された住宅がスタンダードになりつつあります。

 

🏠 ステージングが効果的なケース

住宅が空室のまま売る場合、どうしても買い手がイマジネーションを働かさなければなりません。そういう意味で空室は同じ住宅でも魅力が薄れて見えます。

特に競争の激しい市場で、写真やオープンハウスで住宅を目立たせたいと思われる方には必須だと言えます。適切なステージングはデザインやすぐに入居できる外観に強い関心を持つ若い世代や初めての購入者にアピールすることも可能です。特に使いにくいレイアウトやユニークなスペースがあり、それらをどのように活用すればよいかを提案することができるのも良い例だと言えます。

 

🙅価値がないかもしれない場合

このような場合は、ステージングを省略しても問題ないかもしれません。

売主がその家に住んでいても、整理整頓されモダン、そしてミニマムな装飾であれば、少しのアクセントや家具の移動だけでも良い場合があります。

また、古くてリモデルが必要な物件(fixer upper)は、何もしなくても、数値を重視する投資家を引き付けることができます。あるいはプライベートで売却したり、またはデベロッパーに直接売却する場合にもステージングは必要ありません。

最後に売却価格が50万ドル未満の場合、フルステージング費用の割合が高くなるので、部分的なステージングをお勧めします。

 

💡予算に優しい代替案

フルステージングが高額すぎると感じる場合にはバーチャルステージング:掲載写真にデジタルで家具を配置する。1枚あたり25~75ドルという方法がありますが、バーチャルなので実際に見にきた買い手をがっかりさせる問題があります。

またステージングコンサルタントを雇い、DIYによる改修方法のやり方を教わる方法もあります。(300~600ドル)。

 

結論

南カリフォルニアの売主のほとんどにとって、ステージングは​​費用対​​効果が高いといえます。特に、プロによる写真撮影とMLS(不動産販売サイト)への掲載が前提であればなおさらです。控えめなステージングでも、売却までの期間が短縮され、価格も高くなる場合が多く、清掃や軽微な修繕に次いで、売却前の投資として最も効果的なものの一つと言えるでしょう。主要な部屋に焦点を当てる:リビングルーム、キッチン/ダイニングルーム、主寝室が最も高いROIをもたらします。

質問はお気軽にご連絡ください。

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デービッド・リーのプロフィール

David Tokizo Lee大阪生まれ、レストランや小売り店などのサービス業を営む家庭で育つ。1974年、大学生の時にハワイに初渡米。大学卒業後に念願の語学留学で本格的に渡米し、シアトル、ロサンゼルスのサンフェルナンドバレー、ハリウッド、ウエストサイド、サウスベイ、アーバインなど様々な地域で暮らしました。

初めての家の購入は1980年のハリウッドの小さな一軒家でしたが、その後、様々な地域に移り住みながらも本業の傍らで行なった6軒の不動産売買と不動産管理を経験する内に、不動産との縁に気づき、2002年に不動産免許を取得しエージェント業を開始しました。おかげさまで、今年(2024年)で22年目を迎えますが、これまで350軒を超える売買とリース契約のお手伝いをさせていただいています。その中には、住宅以外にも、商業物件、ビジネス案件、オフィスや工場のリースなどの様々な案件があります。