Los Angeles Town

ロサンゼルス
日本

ロサンゼルスタウンがゆく!

コラム Column

アメリカで看護師になろう!

アメリカ看護

Mさんの体験談 “人からの学び”について

 
皆様、こんにちは。
 
 
 今回も前回に引き続きまして、私の体験談をシェアさせていただきます。
 今回のテーマは、前回予告しました、“人からの学び”についてです。アメリカで学んだ、アメリカで必要な考え方について、私個人の経験からお話しさせていただこうと思います。
 

 さて、その始まりはというと、アメリカ看護の皆様、星さんとのやり取りからです。書類一つ提出するにも、情報に誤りがないか、最終自分の目で確認し、自己の責任において提出します。お金を払ったからと言って、“後はよろしく”ではありません。そして、何か私にとってベストなオプションであっても、私が受け身で、ただ与えてもらうことを待つのでは何の進展もありません。“私はこれが欲しいです!”と伝えることは、私の責任です。アメリカでは、“ワタシがどうしたいのか”を伝えることが大事であることを、生活の中でも体感しました。
具体的には、日本人が持つとされる”察する能力”は、時に非常に有効である反面、時に邪魔になることがあると感じた経験があります。
私ならこの問題を知った時点で、きっとこうするであろうという考えを持った時に、相手もきっと自分が考えるのと同じように解決へ向けて対応してくれるだろうと期待してしまいますが、その期待は時に裏切られます。私の、”察してほしい!”は通用しなくなります。

例えば、Aさんが問題を作りました。私は私と同じ立場の人に相談しました。私の持つ問題意識に理解してくれましたその方が、Aさんに私の思いを代弁してくれました。
日本では、たとえ当事者でなくとも、親切にも、他者が困っている時には、他者のために動いてくださる方がおられるケースを度々目にしますが、アメリカでは、当事者が声をあげることが求められます。
そして、代弁を聞いたAさんが言った一言、それは、”メグミから何も聞いてない”、ということでした。私がAさんから不当な扱いを受けたとしたら、その時に動かなければいけないのは、当事者の”私”です。
私が、Aさんに直々に、”この問題に納得いかないので説明してください”、もしくは、”問題の解決法として〇〇を交渉させてください”、とするのが”アメリカスタイル”のベターな対応法だったようです。

私が相談したその彼女は、アメリカ在住歴が長く、私に教えてくれました。日本人は、交渉が苦手だと。文化の違いを体感する、貴重な学びの場となりました。
アメリカ在住が長い日本人が頼もしい訳が少し理解できました。((笑))

また、アメリカ人との連絡のやり取りにおいて、重要な情報は必ずメールなどの文書で残すことで、トラブルを防げることを教えてくれたのも星さんです。必要時、メールのリマインダーも自分からします。待っていても、何も解決しません。日本のように、メールの返信がきちんと来ることは稀です。アメリカで知り合った友人づきあいに関しても、事故に巻き込まれない為の注意事項も教えてもらいました。アメリカは日本とは違います。一般家庭に銃があり、マリファナは合法(international studentsは含まない)、レイプ事件、誘拐事件、一度は向かいのアパートに、銃を持って立てこもった犯人らを、数台のLAPDの車両とヘリコプターが待ち構える風景を見たことがあります。流れ弾の心配をしたのを覚えています(笑)。海外で、自分の身を守れるのは、自分だけです。安全な国である日本の感覚でいると危ないかもしれません。安全な地域(環境)で生活できるように、そこにお金をかけるのは有意義だと思います。他にも、夜8時以降には、公共のバスに乗らずにUberを使用し、夜の一人歩きは避けるのが無難です。土地勘がない我々外国人は、事前の情報収集が必須です。町を見ればすぐわかります。気を付けてください。

 アメリカで必要な考え方を続けます。次は、コミュニケーションです。LAは、ヒスパニック系の方々48.5%と、非ヒスパニック系の方々28.7%で編成されているコミュニティです。第2言語として英語を使用している人種が多く、そう考えると、私と同じ立場ではないかと“安心”してしまいがちですが、日本人にとっては英語は簡単ではないと言われており、体感しました。町に出ると、日本との違いに気付きます。それは、あらゆる所で会話が繰り広げられているということです。赤の他人との会話も非常に多い印象を受けました。日本では、満員電車の中でお互いの体が密着していても、目を合わせることもしません。知り合いや友人以外の人間に対して会話を仕掛けることはあまり見ません。ここで私が言いたいことは、アメリカでは、コミュニケーション能力を上げるほどに、様々な人種の国民性や多様性を学べ、新しい価値観に出会えます。それこそが、海外留学の醍醐味です。言葉は自分が言いたいことを伝える“手段”です。日本人は英語の読み書きに長けており、正しい文法の英語を話そうとすることに注意を払い、他の日本人の話す英語に評価が厳しくなるがために、英語が話せなくなるようです。もちろん、正しい英語を知らなければお互いに誤解が生じることもあるでしょう。ただ、先程話しましたように、アメリカでは“ワタシがどうしたいか”を意思表示することが必要な社会です。英語のインプットをしたら、アウトプットをすることで、“通じた!”の感激が、英語を身に着けることを助けてくれます。話すことに臆することなく、素直にどんどん人の輪に飛び込める人が、英語力を伸ばしています。社会に出ると、英語ができないがために理不尽な扱いをされることが非常に多いです。皆様、留学前には英語力強化と貯金に励んでください。

 一方で、厳しい現実ばかりではありません。親切な方々は、驚くほど親切です。
 アメリカの考え方で、“Pay It Forward”という考え方があるそうです。昔、同じタイトルの映画を観たことを思い出しました。Helen Huntというきれいな女優さんが出ていて、すごくいい映画です。その言葉の意味は、ある人物から受けた親切を、また他の人々へ新しい親切でつないでいくことを意味し、大多数の人物が親切の輪を広げる活動とも言われています。素敵な考え方ですよね。私は実際に、この考え方を実践されている方々にお会いし、私自身の新しい価値観となりました。

 アメリカでは子どもの自立が早く、自分を大事にする考え方が特徴的です。日本人は元々農耕民族だったせいか、個人よりも集団の中で足並みを揃え、協調性を持ち、集団の利益の為に、個人が集団と違うことをすることを嫌う傾向があります。これが日本の窮屈さですね。ただ、組織として機能する場合、日本人の気質は、仕事をまじめにきっちりこなす力や勤勉さから、仕事においては信頼されるビジネス集団となりうる魅力も持ち合わせます。iPhoneの修理一つでも、アメリカのショップとのやり取りにどれだけ時間が掛かることか。

文化の違いを受け入れられるかどうかが、アメリカという異国の地において、健全に生活するためには必要となることを学びました。
”郷に入れば郷に従え”、これも簡単ではないですが、これが出来なければ、苦労するかもしれません。日本人としてのメリットを活かしながら、アメリカの素敵な考え方も学び、留学中は人との出逢いを楽しんでください。英語力も伸びること間違いなしです!
 
 世界平和を祈りながら。  
 
アメリカ看護 コラム