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ロサンゼルスタウンがゆく!

コラム Column

アメリカで夢を叶えた日本人ダンサー

Aimie Nakajima 中島愛美

Oビザ 取得への道 2

今回は前回の続き、アーティストビザ取得の必要条件 ① 自分の専門分野においての卓越した能力・実績の証明の仕方、についてお話しいたします。

1番シンプルなのは、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞などの国際的に権威のある賞の受賞又はノミネートされた事実を証明する資料の提出。

または、以下6つのうちの3つ以上(多ければ多いほど良い)を提出できる人にOビザ取得資格があります。
  1. 著名なイベントや作品、公演で主役またはスター級な役割を果たした(果たす予定がある)。
  2. 功績を新聞や専門雑誌などの主要メディアで大々的に取り上げられた。
  3. 国内外で評価のある団体や組織の一員として主要な活躍をした。
  4. 出演作が国内外において大きな業績を上げた。
  5. 著名人、著名な団体、評論家、専門家から高評価を得た。
  6. 能力・業績に匹敵するような高い収入を得ている。
アーティストビザ取得を成功させる為には、過去・現在・未来のたくさんの証拠集めが重要になってきます。
  • 過去の実績を証明する為、今まで踊ってきた事実を確認できる出演したプログラム、ポスター、フライヤー、それと私は実際に踊っている写真と衣裳でポーズしている写真も必ず入れました。有名ダンサーとの写真は大きなプラスです。
  • 著名なダンスカンパニーやショーなどに参加した場合は、合格通知や契約書等のコピー 、その他にも賞などを受けていれば、トロフィーの写真などを準備する必要があります。
  • 確実にアーティストビザをゲットしたいのであれば、大会やダンスバトルにどんどん出場して下さい。アメリカ移民局にとっては全て書類上の審査となる為、いくら上手なダンサーであり、自分のクラスを持って教えていても、ダンスの先生よりパフォーマンスの量、パフォーマンスよりも大会での受賞、優勝やトロフィーの数が勝ります。
  • 様々な弁護士さんに相談する時に決まって聞かれたことは、メディア露出の有無でした。大会で優勝したり、世界規模のステージでパフォーマンスしたり等の過去の実績と共に、自分の事が紹介されている新聞記事や雜誌インタビューなどは取得条件に欠かせません。この項目が欠けていると取り合ってもらえない弁護士事務所が大多数です。
  • 影響力のある著名人からの推薦状&彼等の経歴を10枚づつ集める必要がありました。手紙を通しても自分はトップクラスであるとアピールするチャンスなので、成功しており抜き出た能力の持ち主/国際的に必要不可欠な人材、と推薦状にも書いてもらうことで説得力が増します。日本語書類がある場合は「自分以外の」バイリンガルの方からの日本語から英語への翻訳も必要です。
いかがでしたか?次回は「Oビザ 取得への道 最終回」をお届けします。

最後に今月のイベントのお知らせ!

11月25日(日)に全米TV放送もされるHollywood Christmas Paradeにて、日本文化代表・LA NebutaのHaneto Dancerとして元気に跳ねて踊ります。ロサンゼルス冬の名物イベントにぜひ足を運んでみてください。

最後までお読み頂きありがとうございました!次回のコラムもお楽しみに。