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カテゴリー:法律
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米国入国の最新事情 ― GC保持者への影響と注意点

皆様、こんにちは!US VISA PLUSです。

トランプ政権下で数々の移民案件が取り沙汰されています。今日は永住権保持者が米国へ入国時に起こっている事象をお伝えいたしますので参考になればうれしいです。

 

海外(米国外)滞在が180 日以上の方の新たな審査手続き

米国外に180日を超えて滞在したGC(Green Card)保持者は 8U.S.C. $1101に基ずく新たな入国審査の対象となる事が明記されています。これは05/01/2025 時点で更新されたCBP(U.S. Customs and Border Protection)の公式ガイダンスによるものです。

 

2次検査(Secondary Inspection)

GC保持者は空港で再入国時に2次検査を受けるケースが増加しています。これには拘束や質問が含まれ、時にはGCを放棄する様に圧力がかかるケースもあり法的居住権を失うリスクもあるとされています。

 

CBPによる電子機器(スマホ等)の検査の増加

2025年の4月〜6月の3か月間でCBPは14,899件の電子機器検査を実施しました。これは過去最多です。

 

反米(Anti-Americanism)の見解に基ずく審査の導入

2025年 8月、USCIS (米国移民局)は新たにGCやその他の移民申請をする際に、申請者が 反米思想やテロ関連思想、反ユダヤ的主張を支持、擁護、示唆したかどうかを審査対象にするという方針を導入しました。これは包括的なSocial Media審査の拡大したものです。

 

SF空港での拘束(事例)

テキサスA&M大学のPHD 課程の学生がSF空港で一週間拘束され、その後 ICE(U.S. Immigration and Custom Enforcement)の施設に移される事態が発生しました。この学生は過去に軽微な逮捕歴(麻薬所持)があり、記録は封印されていたにも関わらず前記の措置でありました。GC保持者への取り扱いに疑問がかけられています。

 

家族ベースのGC申請者に対する審査強化

最近の移民政策では市民及び 永住者の配偶者などを通じた家族ベースの申請においても、法律的な身分を与えられても『退去を免れない対象』 として移送の対象になりうるという規定が明確化されました。

 

以上の様にトランプ政権は際限なく永住権保持者の身分を少しずつ削いでいるようです。
米国で骨を埋めそうな方は米国市民権の申請をすることをお勧めいたします。現在は4〜5か月で承認されます。

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